ゴー!医見

つばさクリニックでは毎月院内広報誌「ゴー!つばさ」内の院長のエッセイです

昨年12月23日の天皇陛下のお言葉、深く感銘を受けました。最も心に残ったのは「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵している」と言う言葉です。
先の大戦で多くの人命が失われたこと、我が国の平和と繁栄が多くの犠牲と国民のたゆみない努力によって築かれたことを忘れず、戦後生まれの人々にも正しく伝えていくことが大切である、とも言われました。

正しい歴史認識

この「正しく」という言葉を強調したいと思います。安倍総理とその周辺の人たちは「正しく」伝えていません。都合の悪い事実には目をつぶり、勝手な解釈を振りかざして周辺諸国との対立を煽っています。
美容整形で有名なT医師や、かつては美人女医と言われていたN医師たちは、基地問題の本質を理解していないくせに、辺野古基地建設反対の署名を呼び掛けたタレントのRさんのことを「不勉強」と罵っています。最近歴史本もどきを出版したH氏や、元ニュースキャスターの女性のS氏も同類です。辺野古か普天間かという二者択一を迫るのは政府の扇動を無理解に受け入れる、権力に群がるだけの無節操な人間です。どちらが不勉強か、一目瞭然です。

下町ロケット

昨年秋から年末にかけて放映された「下町ロケット」、感動しましたね。今回は無人農業ロボットの開発がテーマでした。佃製作所という中小企業が社長以下一丸となって不可能と思える難題を次々とクリアして行くというストーリーでした。前作に引き続いて吉川晃司演じる財前部長が佃製作所の救世主になってくれました。実は吉川晃司、「俺は現政権がでえっ嫌い」と豪語しています。権力に阿ることなく、真実を追究する財前部長に重なるものがあるのです。
もちろん阿部寛演じる佃社長が最高です。「俺たちのエンジンとトランスミッションには日本の農業の未来がかかっているんだ。誰のためでもない、俺はあの農家の人たちのためにこのエンジンとトランスミッションを完成させたいんだ。それが佃プライドだ!」採算性など二の次、とにかく目の前の人の役に立ちたい、この心意気に何度も涙を流しながら観ていました。

つばさプライド

種子法廃止、外国人労働者受け入れ、水道民営化等々。安倍政権が拙速に成立させた法案は全て海外の大企業に日本を売り渡すものばかりです。彼らの頭の中には日本人の生活という概念は皆無です。自らの権力維持とお友達の優遇が最優先で、国民の生活には全く興味がないのです。TPTが本格稼働すれば医療の世界もアメリカの保険会社に奪われてしまいます。保険会社に逆らう病院にかかると保険が使えない、だから医師は心ならずも保険会社の要求を受け入れざるを得ない、というおぞましい世界です。私には絶対に受け入れられない世界です。
我々医師は決して権力に阿ってはいけません。金持ちに群がってもいけません。採算性は二の次、患者さんの幸せを最優先する、それが医療の本質です。
つばさクリニックの理念は「生活と医療を結ぶクリニック」です。「目の前にいる患者さんに寄り添い、穏やかな生活ができるように支援する」、これが「つばさプライド」です。
皆さん、末永いおつきあいをお願いします。

つばさクリニック院長 石川 亨


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