ゴー!医見

つばさクリニックでは毎月院内広報誌「ゴー!つばさ」内の院長のエッセイです

本来なら、政府がハッキリと

「コロナは収束しました。国民のみなさん、4年前の生活に戻りましょう!マスクは不要です。もちろん、医療機関においても不要です。」

と宣言をすればいいのです。でも、それを言ったからといって裏金がもらえるわけではないので、興味ないんでしょうね。ホントにロクな政治家がいませんねえ。


マスクは不要


健康な人にはマスクは「百害あって一利なし」です。呼吸が苦しくなる、喋りにくい、暑い、そして何より不潔です。ある研究によれば1日つけたマスクの表面についているバイ菌の量はパンツよりも多いということです。

お子さんがマスクをつけていると悲しくなります。「マスクを外すのが恥ずかしい」なんて言う気持ちにさせてしまった大人たちの責任は重大です。アニメのキャラクターつきのマスクをしているお子さんがいますが、無意味なマスク装着を増長するのは反社会的行為です。


医者も同罪


いまだに「院内ではマスクをつけて下さい」と掲示している医療機関がほとんどのようですが、「アンタら、いつまでそんなアホなことやってるの?」とご指導申し上げたくなります。最初に書いたように、もうコロナは収束しているのです。
「いや、まだゼロではない」
という反論があるかもしれませんが、万が一コロナにかかっても重症化しないのだから全く気にする必要はありません。普通の風邪と一緒です。いい加減目覚めましょう。

当院はマスクは不要です

当院ではマスクをつける必要はありません。また、たとえ発熱があっても普通に中に入って来てもらって結構です。いまだに「車の中で検査」とか「裏口から入館」、「入院患者の面会制限」という対応をしている医院や病院、意気地がないのか、考えることを放棄してしまったのか、いずれにしても極めて非科学的な態度と言わざるを得ません。

コレステロールの基準値も疑問

最後に小林製薬の紅麹問題に触れます。今回問題になったのは「コレステヘルプ」というコレステロール値を下げる効果が期待されるというもの。いわゆる機能性表示食品には、これ以外にも色々と怪しい物があるようなので、見直す必要があると思います。

でも、もっと根本的な問題があります。それはコレステロールの基準値です。施設によって異なりますが、ひどいところはLDLコレステロール、いわゆる悪玉コレステロールが120を越えると異常とされるのです。これでは殆どの人が異常とされてしまいます。強欲な医者は喜んで薬を出しますが、まともな医者は「薬は不要」と伝えます。それでも「異常」と言われてしまうと患者さんは不安になり、つい怪しげなサプリメントや健康食品に手を出してしまうのではないでしょうか?

そもそも、悪玉コレステロールは本当に悪さをするのか、というのも疑問視されて来ています。フランスではコレステロールを下げる薬は処方禁止、アメリカではコレステロール値の検査すらしていません。日本も考え直す時期が来ていると思います。


「ゴー!医見:2024年5月 マスク不要宣言」をダウンロードする


つばさクリニック院長 石川 亨


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