2023年7月 学習しない専門家
６回目の接種をした岸田総理
岸田総理は6月24日に6回目のコロナワクチン接種を受けたそうです。その模様をテレビのニュースで紹介していましたが、噴飯ものです。
厚労省に報告されているワクチン接種後の死者は、2000人以上に上っています。また、心筋炎、血栓症等の重篤な副作用は本年3月12日までで7500例以上も報告されています。ワクチン接種が始まってから超過死亡が20万人も増えているという事実もあります。そのような事実には目もくれず、国民にやみくもに接種を促す、という感性を疑います。
ワクチンに感染予防効果はない
官房長官は「夏の流行拡大に向けての感染予防目的」での接種を勧めています。しかし、ワクチンに感染予防効果がないことは明らかです。実際、総理は5回目接種を終えて間もない昨年8月下旬にコロナに感染しました。感染予防効果はないことを自ら立証したのです。また、ワクチンを打つ回数が多いほど免疫力が低下する場合もあることも指摘されています。それでも6回目接種をしたという、こんな学習能力のない人でも総理大臣になれるんですね！
そもそも昨年8月にコロナに感染した人にワクチンが必要なのか？当院では昨年8月以降、コロナに感染した人を1000人以上診察しましたが、その間に2回も感染した人は一人もいません。おそらく他の医療機関でも同じだと思います。
学習しない専門家
ワクチンを5回も打ったのにコロナに感染した。その10か月後に、感染予防効果はないことが明らかなのに6回目の接種を受けた。周りにいる専門家とやらが反対しなかったのも呆れてしまいます。総理が無知だけでなく専門家とやらがもっと無知というのは処置なしです。医者のくせにこれを恥ずかしいと思わないのが信じられません。この3年間、彼らは「可能性がある」「期待できる」「ワクチン接種」の繰り返しでした。お陰で我々は専門家という肩書は一度手に入れたらどんなにボンクラでも維持できることを学習させてもらいました。
厚労省の自爆テロ
厚労省は公式ツイッターで「『ワクチンを接種した後に亡くなった』ということは、必ずしも『ワクチンが原因で亡くなった』ということではありません」、「人はワクチンの接種とは関係なく突然命を落とすことがある」と、極めて不誠実な事を述べています。更に、2年間で20万人も超過死亡が増えているのはコロナ感染拡大の影響だと言っています。つまり、「ワクチンを打てば打つほどコロナで亡くなる人が増えます。とても危険なワクチンです」と教えてくれているのです。見事な自爆テロですね。
「高齢者を守れ」と言った尾身茂氏
沖縄県では感染者が増加しており、岸田総理と意見交換をした尾身茂氏は「第9波に入った」と言いました。しかし、実情はどうなのでしょうか？6月17日時点での県全体の入院患者は507人、重症者は9人です。高齢者は軽症でも自宅や施設でお世話できないから入院させている、そして感染の危険があるから症状が治まっても10日間は入院させる、その間に体力が弱ってしまって退院できない人もおり、このため交通事故や心筋梗塞等の一般の救急医療の制限が必要になる、と言うことです。第8波で死者が多発したのはまさにこの本末転倒の愚策のせいです。高齢であっても軽症なら自宅で看ればいいのです。家族に感染するかもしれないけど、普通の風邪程度ですぐに治ります。「5類になったからと言ってウイルスの性質は変わっていない」と言う脳ミソにカビが生えた人たちのせいで医療ひっ迫が起きるのです。いつになったら自分で自分の首を絞めている、ということに気がつくのでしょうか？
ゴルフの上達のコツは優れた指導者を選ぶことです。3年前、政府は指導者選びを間違えました。今の世の中、テレビや新聞に登場する専門家の劣化は目を覆うばかりです。悪いことは言いません。彼らの言うことは一切無視して、分からない事は全部私に相談して下さい。
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つばさクリニック院長 石川 亨
