ゴー!医見

つばさクリニックでは毎月院内広報誌「ゴー!つばさ」内の院長のエッセイです

これだけ暑いとコロナなんかよりも熱中症の方が100倍以上危険です。厚労省も十分承知のようで、6月30日に「ワクチン接種会場における熱中症対策の推進について」という通知が届きました。その対策とは、すだれ、打ち水、塩飴だそうです(泣)。今のワクチンに命がけで接種するほどの価値があるとは到底思えません。「この際だからワクチン接種は中止にしましょう」と言う人はいないのでしょうか?言ったらどこかに飛ばされてしまうのでしょうね。かくして思考停止状態の役人さんが出世していくのです。


ポンコツコールセンター


6月1日からコロナ陽性患者の健康管理等のシステムが変わりました。従来は保健所が患者さんに電話して、発熱、咳、呼吸困難等の病状確認を行っていたのですが、現在は保健所からの確認はなく、患者さんが異常を感じた場合には、患者さんがコールセンターに連絡するというシステムに変わったのです。

このコールセンターは民間に委託されていて、しかもポンコツなのです。おそらく医療関係者ではない人が担当していて、しかも超縦割り。「それはうちでは扱っていない」「他の部署に聞いてください」の繰り返し。保健所に問い合わせても「コールセンターに任せてある」。患者さんもどうしてよいかわからず、当院のスタッフが相談に乗りました。


なんちゃって2類


感染症は感染力、重症化のリスク等に応じて国の対応が分類されており、新型コロナウィルスは2類インフルエンザは5類に分類されています。2類だと医師の届け出、感染者の隔離等、厳格な対応が必要となります。それなのに保健所が民間に業務を丸投げしているのでは「なんちゃって2類」と言いたくなります。今のコロナはただの風邪と同じだから5類で十分、大多数の現場の医師がこう考えています。現場のことを何にも知らない肩書だけは立派な人たちだけが「現実的ではない」などと言って2類対応継続を唱えているのです。政府や何とか分科会、何とか会議の面々は思考停止族の巣窟です。


リバウンド?

6月下旬から陽性者が増加傾向になりました。大村知事は早速「明らかにリバウンドだ!」「ワクチンの4回目接種が不可欠だ!」と、心なしか嬉しそうに騒いでいましたが、「やかましい!」と一喝してやりたいです。知事たちは県民のワクチン接種率を競っているようですが、接種率に応じた補助金目当てなのが見え見えですね。県民の健康よりもお金が大事、彼らも思考停止族、しかも邪悪かつ重症の部類に入ります。行動制限が緩和されれば多少は陽性者は増えるでしょう。しかし、重症者はほぼ皆無です。うろたえる必要はありません。

将来世代へのツケ?

国の財政赤字の話になると必ず「将来世代へのツケを残してはいけない!」と政府やマスコミ、御用学者達が声高に叫びます。30年前から同じことを言っていますから、これも思考停止族ですね。一般家庭であれば親の借金を子や孫の代まで残すわけにはいきません。しかし、国の財政は違います。日本という国が存続する限り、借金を減らす必要はありません。

逆に、借金を減らすために公共事業費を削って、老朽化した橋や水道設備を放置するのでしょうか?教育費を削ってお金のある人しかまともな教育が受けられないような世の中にするのでしょうか?それこそが「将来世代へのツケ」だと思います。


「ゴー!医見:2022年7月 思考停止族増殖警報」をダウンロードする


つばさクリニック院長 石川 亨


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