ゴー!医見

つばさクリニックでは毎月院内広報誌「ゴー!つばさ」内の院長のエッセイです

コロナ禍、なかなか終わりが見えませんね。政府も、専門家も全く頼りになりません。メディアも含め、もっと科学的な検証をして、論理的な説明をしてもらわないと困ります。

高齢者の死亡報道

死亡者の9割が70歳以上だとか、高齢者施設の入所者が亡くなったということがしきりに報道されていますが、「だからどうなんだ?」と言いたくなります。全国で毎日1000人を越える高齢者が亡くなったとか、死亡者の9割が70歳以下だったら、それは一大事です。しかし、1日あたりの死者は200~300人で、コロナ禍前とあまり変わりありません。ある程度の年齢であればコロナに限らず、普通の風邪をひいただけでも命にかかわることはよくあります。施設に入所されている人ならなおさらです。亡くなられた人やご遺族には申し訳ないですが、そのような高齢者を救うために、がんや心筋梗塞等、本来ならば救える命まで救えなくなっては、そちらの方が一大事です。もう少し冷静な報道をしてもらいたいと思います。

子供のワクチン接種

5歳から11歳の子供のワクチン接種が始まります。大人ですら、その効果や安全性が十分検証されていないのにもかかわらずです。厚労省は、海外のデータや大人への接種データから、「有効であると推察される」と言う理由で接種を勧めています。案内のチラシには「90%程度の効果がある」と、その気にさせる誘い文句が書いてありますが、欄外に小さな字で「オミクロン株出現前のデータです」とこそっと書いてあります。要するに、「オミクロン株に効果があるかは不明ですが、とりあえず接種してください、ということです。

ワクチンの専門家とか言う医師は「ワクチンには感染予防効果はないが、重症化予防効果はある」と言いつつ、「同居の家族や高齢者に感染させないためにお子さんも接種するべきだ」と言っています。感染予防効果がないのなら、ワクチン接種をした子供が感染することもあるわけで、そうしたら家族や高齢者にも感染してしまうのではないでしょうか?専門家と言われる、「優秀な」人たちの頭の中は凡人には理解できないほど複雑なんですね。

基礎疾患がない子供は仮に感染しても数日で治ります。重症化リスクはほぼゼロです。一方、ワクチン接種後に重篤な副作用が出る可能性はゼロではありません。死に至ることもあります。5歳から11歳の子供のワクチンは、基礎疾患があり、主治医が必要と判断した人だけが接種を受ければよいと思います。因みに当院では該当者はいないので接種は行いません。

子供のマスク

2歳以上の子供もマスクをつけることが推奨されてしまいました。先日は、その是非を国会で議論していましたが、内容は学級会レベルでした。例によって分科会とかの自称専門家の医師たちも「ああでもない、こうでもない」と煮え切らないことばかり言っています。

ハッキリ言います。2歳から6歳の子供のマスクは不要です。感染対策としてどこまで効果があるか不明ですし、逆にマスクをつける弊害の方が断然大きいです。息苦しい、表情が見えない、皮膚が荒れる、等々枚挙にいとまがありません。

こういう当たり前の主張をする大手メディアが皆無というのは、一体どういうことなのでしょうか?本当にこの国の行く末が心配です。大丈夫か?日本。


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つばさクリニック院長 石川 亨


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