2021年5月 コロナワクチン接種開始と袋叩き覚悟の提言
いよいよコロナワクチンの接種が始まります。5月27日からいきいき広場、高浜豊田病院での集団接種、当院での個別接種が始まります。
当院では以下の表に示した曜日、時間帯、でワクチン接種を行います。
愛知県高浜市よりクーポンが届いた方は予約できますので、当院で接種ご希望の方は電話、あるいは受付窓口でご相談下さい。
詳細は愛知県高浜市役所ホームページをご覧ください。
また新型コロナワクチンへの疑問は厚生労働省がQ&Aページを開設しておりますので、そちらをご参照下さい。
私も4月26日に高浜豊田病院で1回目の接種を受けました。接種時の痛みは全くなかったですが、翌日から2日間は接種部位を押さえると痛かったです。発熱、倦怠感等の副反応はありませんでした。ただ、2回目の方が副反応が強いと言われていますので、2回目の接種後はどうなるか分からないのがちょっぴり不安、というのが偽らざる心境です。少なくとも2回目の接種翌日は自宅で安静にできるよう、極力予定を入れない方が賢明だと思います。
時間 /曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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11:00 | ○ | ○ | 休診 | ○ | ○ | ○ |
15:30 | ○ | ○ | × | ○ | 休診 | |
18:00 | ○ | ○ | ○ | ○ |
袋叩き覚悟の提言
コロナウィルス感染拡大が止まりません。深刻なのが重症者の増加です。亡くなられる人の数も増加しています。最も深刻なのが大阪府です。重症者用の病床が不足しているために、本来ならば重症者用病床で治療を受けるべき人が中等症・軽症用の病床で治療されています。その余波で本来なら中等症・軽症者用病床で治療されるべき人が隔離施設や自宅で療養しているのです。気の毒なことに、病床が空くのを待っている間に亡くなってしまう人が後を絶ちません。大阪の惨状が日本全国に波及するのを避けるための提言を行います。
菅総理の更迭
大阪府は橋下知事の時代から医療費の削減に邁進して来ました。急性期病床を大幅に削減、保健所も半数近くに減少させました。吉村知事は2回目の緊急事態宣言の前倒しの解除を菅総理に要請、菅総理もいとも簡単に2月末で解除しました。2月4日には大阪府で初めて変異株による死者が出ていたのにもかかわらずです。実は、吉村知事はこの事実を隠蔽していた疑いが濃厚です。
菅総理は国会で「2回目の緊急事態宣言の解除が早過ぎたのではないか?」と言う野党議員からの質問に対して「その時点では国内においては変異株は確認されていなかった」という驚愕の答弁をしているのです。これだけで総理大臣失格です。
史上稀に見る無能、無関心、無責任の菅総理。彼がこのまま総理を続けてしまえば日本は滅びます。一刻も早く彼をクビにしなければなりません。
東京五輪の中止
最も強力なコロナ対策は東京五輪の中止です。五輪のための医師・看護師の派遣要請など狂気の沙汰、外国からの選手・関係者のための病床確保や、頻回のPCR検査ももってのほかです。五輪に費やしている人的・財政的エネルギーをコロナ対策に振り向けるべきです。
中国への協力要請
1年余り前、中国の武漢でコロナウィルが猛威を振るっていた頃、中国政府は突貫工事で病院を建設し、全国から7千人余りの看護師を派遣しました。あの頃は対岸の火事のような、ある意味滑稽な目で見ていました。でも、あの時の中国政府の対応は正しかったのです。
袋叩きにされるのを覚悟の上で申し上げます。
今からでも遅くありません。中国に頭を下げて、簡易病院建設のノウハウの伝授と中国からの看護師派遣をお願いするべきです。
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つばさクリニック院長 石川 亨