2020年10月 コロナとインフルエンザ
菅内閣が発足しました。八百長まがいのやり方で総理大臣になったと思ったら、早速馬脚を現しました。基本方針として掲げたのが、自助、共助、公助です。自分の事は自分で面倒を見なさい、できない場合は親族やご近所様に助けてもらいなさい、それでもどうしようもなくなったら国が面倒を見ます、という自己責任論丸出し、弱肉強食の国造り宣言です。そのくせ、中曽根元総理の合同葬儀に1億近くの税金を使う、しかも、コロナ対策の予備費から捻出する、というのだから開いた口がふさがりません。その1億円で何人の人が命を絶たずに済むのか?
それでも菅内閣の支持率が70%前後?どうしてそんな高い支持率になってしまうのか?メディアの報道にも大いに問題がありますが、それに簡単に騙されてしまう人がこんなに大勢いるのか、と思うと愕然とします。
インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンの季節になりました。国は、接種の期間を具体的に指定してまで高齢者優先の方針を打ち出しています。しかも65歳以上は自己負担なし。高齢者は若い人に比べると合併症を来しやすいのは確かですが、そこまで優遇する必要はないと思います。
当院では高齢者の優先期間は設けず、例年通りのやり方で接種を行います。早めの接種をお勧めしますが、我先に接種する必要はありませんので、みなさん、冷静に対応してください。
コロナウィルスの正体
元はと言えば、コロナウィルスというのは昔から存在する風邪のウィルスの1種です。いわゆる新型コロナウィルスが発生する前はインフルエンザとは比べものにならないくらいの、ちっとも怖くないウィルスでした。それが昨年暮れ、突然とてつもなく凶暴なウィルスに進化してしまいました。
ジュラシック・パーク
ジュラシック・パークと言う映画はご存知だと思います。一部の人間のちょっとした好奇心、と言うより、邪悪な欲望の帰結として生まれたクローン恐竜。生み出した人間達は自分たちの意のままに操れると思っていたのが、いつの間にか凶暴になってしまって制御不能に陥ってしまう、というストーリーです。
モグラ叩き
私は、コロナウィルスもこの映画の恐竜と同じではないか、と思います。人類の歴史は自然との闘いの連続でした。自然災害はもとより、感染症との闘いでもありました。その中で、天然痘を初めとして数々の感染症を克服してきました。しかし、ばい菌の世界というのは、モグラ叩きの世界なのです。あるばい菌を退治すると、新しいばい菌が発生するのです。そういう意味では、近年、我々はインフルエンザ叩きに躍起になり過ぎたのかもしれません。その結果、より凶暴な新型コロナウィルスを生み出してしまったのではないでしょうか?
感染症指定医療機関
今月からコロナウィルス対策が変わります。これまではまずは保健所に相談する必要がありましたが、今後は指定医療機関に直接相談できるようになりました。当院は指定医療機関として認定されました。コロナウィルスの抗原検査もできます。これは、インフルエンザの検査と同じで、鼻から検体を採取してその場で陽性・陰性が判定できる検査です。また、唾液によるPCR検査の検体採取もできますし、場合によっては鼻からの検体採取もできます。
当院の感染対策
- コロナウィルス感染が疑われる場合は事前に電話をして下さい。
- その場合はお車で待機していただきます。
- お車以外でお越しの方はセラピールーム(玄関横にあるサンルーム)で待機していただきます。
- 診察もセラピールームで行います。
一般の患者さんと触れあうリスクは極めて低くなっています。もちろん、100%安全とは言えませんが、近隣医療機関の中では1番安全だと思います。
コロナかな?インフルエンザかな?それとも普通の風邪かな?と思ったら、是非つばさクリニックに電話して下さい!
つばさクリニック院長 石川 亨
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