遥かなる復興への道 from 岩手県大槌町

通り一遍のマスコミ報道では分からない、被災地の生の姿を復興への熱い思いを込めて伝えます

先日、変わったツアーを担当しました。運行スケジュールのタイトル?は「鉄道ファンの集い」と書いてあり、読んでいたら三陸鉄道リアス線の各駅をバスで見て回るというものでした。変わったツアーだとは思いましたけど出発地点の盛(さかり)駅に向かい、御客さんを乗せて出発しました。リアス線は国道と並走している訳ではなく、旧道と並走しつつ、山間を縫うように通っております。旧道を次の駅に向かい走っておりますと、港湾整備、防波堤等の工事が終了した集落は凄く綺麗になっておりました。震災前、震災直後とは比べようもない程、以前とは違う。でも正直な話、点在する全ての集落に、ここまで立派な港湾が必要なのかとも思いました。見れば係留されている船は少ないし人影もありません。

そんな事を思いながら最初の目的地に到着しましたが、観るものが何も無いんですよね。写真を撮ったりして直ぐに出発、各駅でその繰り返し。殆どの駅は無人駅なので売店等がある訳ではないし、特段観るものも無いので仕方がないのかもしれませんが、御客さんも話が盛り上がる訳でもなく、ある意味凄いツアーでした。余りにも静かすぎて運転しづらいというか、逆に気疲れしてしまうんですよね。というのは話が盛り上がっていると少々、揺れたり、跳ねたりしても気にしないでもらえますが、静かですと気になる様でミラーを見ると私の方をジッと見ているんです。道路は狭く、カーブも多いし、かなり気を付けてはいるのですが路面が悪いのでどうしても揺れたり、跳ねたりもしますので気疲れします。皆、スマホやiPhoneで撮影しているし、運転が荒かったと後でクレーム等を入れられると大変なのです。本当に窮屈?な世の中になったように感じます。

そんなこんなで釜石市を過ぎ、鵜住居駅に寄った時、滔々今月開催されるラグビーW杯の話題が出て、スタジアムは何所ですか?と聞かれ、あそこに屋根が見えている所ですねと指差したら、寄って頂く訳には参りませんか?との事。それで、「中には入れませんが」と言い、スタジアムに行ったら駅を見るより盛り上がっておりました。しかも運よく?10頭程の鹿の群れが居て撮影会が始まりました。近くに行かないように注意しても皆、行くんですよね。餌付けされている観光地の鹿と違って野生の鹿は結構ヤバいので丁寧に丁寧に引き留めるのが大変、これで怪我でもされたら間違いなく私の責任にされるので本当に参った次第でした。

色々なツアーがありますが、大手と違い中小は本当に色んな企画を立てます。今月と来月のラグビーW杯の日には近隣のバス会社のバスはシャトルバスとして押さえられておりますが、そんなに来場する人が居るのか少々疑問ですけどね。

岩手県大槌町 小川 孝幸


「遥かなる復興への道:2019年9月 バスで回る鉄道駅ツアー」をダウンロードする


一般外来診療時間

診療時間 日・祝
9:00〜12:00 休診 休診
16:00〜19:00 休診

ご予約・お問い合わせ(タップしておかけください)

0566-54-5283

月火木金:

 8:30 ~ 12:00

 15:30 ~ 19:00

土:8:30 ~ 12:00

ご予約・お問い合わせ(タップしておかけください)

0566-54-5283

月火木金:8:30 ~ 12:00 / 15:30 ~ 19:00

土:8:30 ~ 12:00