遥かなる復興への道 from 岩手県大槌町

通り一遍のマスコミ報道では分からない、被災地の生の姿を復興への熱い思いを込めて伝えます

西日本豪雨の被害の大きさには驚きました。1年前の九州北部豪雨の時も凄い被害だと実際に見て驚いたのですが、今回の西日本豪雨は被害規模や被害地域が広範囲に及んでいて、被災した方々の気持ちを想うと心が痛みました。テレビのニュース映像とはいえ、あの光景は震災時の事を思い出すのに十分過ぎる程、本当に、鮮明に頭に浮かんでくるので複雑な気持ちになってしまいます。

西日本豪雨から約1週間が過ぎた頃、去年、九州北部豪雨の被災地に支援物資等を送り、私がドライバーとして支援活動に参加したNPO団体のMさんから連絡が来て、今回も支援活動に参加して欲しいと頼まれたのですが、どう考えても今回は参加する程の金銭的な余裕が無い。一応、日当が出ますが、被災地に行き、寝食他、殆ど自腹にされるのは辛いものがあります。それでも去年は節約に節約を重ねながら頑張ったのですが、色々と出費が嵩み、結局赤字になりました。やはり金銭的に余裕が無いと支援活動に参加する事は難しいのです。日当の外に交通費宿泊費等、全額支給してくれるならアルバイトと割り切って参加しても良いのですが、それは厳しいそうで。私も未だ復興を果たしたとは言えない状況だけに少しは考えてから声を掛けて頂きたいというのが本音で、丁重に御断りするしかありませんでした。それでも何度も、何度も連絡が来るのが参りました。

更に本音を言うなら、「東北の被災地から支援活動に駆け付けた」、「小川さんも被災者だから皆の気持ちが分かる」、「何でもアドバイスしてくれるから」等々、団体の広告塔として利用されている様な気がして、それがとても嫌です。そういう次第で今回は支援活動NPOでのバイトは断ってしまいましたが、被災者の方々が早く復興できますよう祈念致します。

豪雨の後は猛暑、私も熱中症になってしまいました。でも、自分では気づかなかったのです。トラックでの配送仕事をしていた時、いつもより暑いとは思っていたのですが、積み降ろしをしている最中に何故か頭がクラクラしてきて力が入らず、風邪をひいて熱があるのかな?くらいに考えていたら、今度は膝がカクカクしてきて何かおかしい、具合が悪い。それでも最後まで配送し、会社
に戻った時、汗はダラダラ。でも、暑いし普通の事だとしか思っていませんでした。少々フラフラしながら事務所に入っていったら、社長の息子さんが、「小川さん大丈夫ですか!」と言った大声が頭に響く。普段は蚊の鳴くような声の息子さんがこんなに大きな声を出せるとは、そんなに大声を出さなくても聞こえるのにと思いつつ、椅子に座ったら身体が凄く重く感じて、立ち上がる事が難しかった。この時の私は、顔色が真っ青で唇の色が紫ぽかったとか。それで社長に連れられて近くの病院に行ったら、即、熱中症と診断され、点滴をされた次第です。これが効いたのか少し体調が良くなった様に感じ、「ありがとうございます、もう大丈夫ですので今から仕事に行きます」と言ったら、「今日は休め、死にたいのか?」と言われ、何を大袈裟な事を、と思ったのですが、フルパワーが出ない。身体の方が正直。という次第で、その日の夜は仕事を休む事になりました。

本当に具合が悪かった、皆様も熱中症にはくれぐれも気をつけて下さい!

岩手県大槌町 小川 孝幸


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