遥かなる復興への道 from 岩手県大槌町

通り一遍のマスコミ報道では分からない、被災地の生の姿を復興への熱い思いを込めて伝えます

震災から7年4ヶ月が経ち、様々な議論、紆余曲折の末、ようやく、旧役場庁舎の解体が始まりました。予定では8月中旬頃には解体終了となるとの事でした。でも、どうなる事やら、何しろ、旧役場庁舎を震災遺構として保存しろと喚いている極々、少数の人達が住民団体を立ち上げ、裁判所に旧役場庁舎の解体保留を求める仮処分の申し立てをしておりますし、裁判所の判断次第では解体工事が止まる可能性もあるのです。

因みに申し立ての内容は【震災当時の役場職員の対応の検証が不十分な他、津波の脅威と教訓を伝える震災遺構としての社会的、経済的価値の検討が不十分なまま、解体工事を強行しようとしている】というものです。今まで散々、検証、検討等やっています。しかし、それらは住民は完全無視で‘役場職員だけ’の聞き取り調査です。しかも調査の担当は応援職員でしたから地元職員の法螺話を鵜呑みにし、役場職員は必死に町民の為に頑張ったという様な検証結果になりました。それを教訓として防災マニュアルを作るということですが、法螺話を元に作ったマニュアルを地元自治体に持ち帰り、参考にしたら大災害が発生した時、とんでもないことになりかねません。

メディアは「‘保存を求める声もある中’大槌町、旧役場庁舎の解体に着手!」、「震災遺構として遺せるのは大槌町の旧役場庁舎だけになってしまったから絶対に遺すべきだ!」と解体に賛成する人達は悪だと印象操作しているとしか思えません。

町民が1,200名以上犠牲になり、行方不明になっているにも拘らず、「当時の町長を始めとする職員40名が犠牲になった」ことばかりを強調していますが、東日本大震災で被災した全ての自治体の中で唯一、大槌町だけが住民に避難指示を出さなかったのです。避難指示を出していれば犠牲にならずに済んだ住民も絶対に居ます。更に、何故か避難所に指定されていなかった江岸寺という寺への避難誘導標識が町の至る所に設置してあったのです。その為、住民は江岸寺が避難場所だと思い込み、避難し、そこで多くの人が津波に呑み込まれて亡くなりました。

余談ですが、某テレビ局のニュースで旧役場庁舎の時計は津波が到達した時間で止まっていますと言っておりましたが大嘘です。何度もメディアの取材を受けた際に教えたのですが、メディアは真実を報道してくれません。震災直後に旧役場庁舎を撮影した映像では時計は 1 時 35 分前後で止まっておりますし、長針も短針もちゃんとあります。それが今では何故か津波が到達した3時23分頃で止まり、長針、短針は折れてしまっております。何故か?答えは簡単。震災後、津波が到達した時間に手で動かして合わせようとして長針、短針を破損してしまったのです。やったのは役場の連中。その時、居合わせた私が言うのだから間違いありません。友達も一緒に見ていたし、今流行の「改竄」です。印象操作、世論誘導、偏向報道ここに極まれり!です。

様々な意見があるのは良い事だと思います。しかし、嘘はいけません。まあ、行政の長たる総理大臣からして大嘘を言い、お友達を優遇するのですからね。こういう連中のせいで復興事業が遅れに遅れ、個々人の復興が阻害され続けてきたかと思うと怒りが込み上げて参ります。

岩手県大槌町 小川 孝幸


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