遥かなる復興への道 from 岩手県大槌町

通り一遍のマスコミ報道では分からない、被災地の生の姿を復興への熱い思いを込めて伝えます

関東の小学校の修学旅行のバスの運転手を務めた際、某市の震災遺構を訪れました。

自称語り部登場

自称語り部の爺さんが子供達に震災遺構の説明をしている時に、子供達が何か話をしていたらしく、突然爺さんが「こら!お前ら人が話をしている時に話をするなっ!ちゃんと聞けっ!」とえらい剣幕でハンドマイクで怒鳴ったんですよ。子供達はビックリしたというか驚いてビビって
おりました。私も驚きました。これって大人相手なら絶対にやらないだろ、と看破したので爺さんの所に走って行ったら黙った。丁寧に書けば「あなたは何故そんなに怒っているのですか?相手は子供ですよ、謝っているじゃないですか、もうやめてください」と、小声で子供達には殆ど聞こえない様に大槌弁で言いました。ここでは書けないような言葉なんですけどね(笑)。それと「爺さんは被災者か?家を流されたのか?まさか被災していないのに語り部やってんのか?」等々と聞いたら何も答えず、もう帰ると言って自分の車に乗り込んで帰って行きました。

本物の語り部参上

次の目的地に向うバスの車内はシーンと静まり返っていました。仕方がないので先生に許可を取ってから車内マイクで子供達に話し掛けました。「実は運転手のオッちゃんも被災者なんですよ、家も津波で流されました。震災の時はうちの娘も皆さんと同じ小学6年生で息子は小学4年生でした。何か聞きたい事ある?」と話し掛けてみたら、結構、「はい!」と手を上げる子がいました。子供達の質問は「どうやって助かったんですか?」「津波は凄かったんですか?」とか子供らしい質問でした。私も、「運よく高台に上がったからだよ」、「その高台から津波を見ていたんだけど3階建ての家よりも高い津波でさ」とか出来るだけ明るく答えていたら段々と元気が戻ってきて今朝、温泉宿を出発してきた時の様に賑やかになりました。楽しい筈の修学旅行なので、さっきの出来事を忘れて欲しいし、少しでも良い思い出になってくれれば、と人前で話すのが苦手な私も頑張った次第でした。(笑)

全行程が終了して子供たちとお別れする時に、「ありがとうございました、またのお越しを御待ちしております!」と〆の挨拶をしていたら、先生に「運転手さんの御蔭で楽しい旅になりました。本当にありがとうございました」と言われ、照れてしまいました。

岩手県大槌町 小川 孝幸


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