2024年10月 ヘビ退治名人
皆さまは都会に住んでおられますので見た事があるかどうか? ど田舎に住んでいる私でも見たのは2 回目なのですがヘビの大群。そのヘビはアオダイショウなので毒はありませんが、ヘビが苦手な人にとってはある意味地獄絵図の如きもの。私はヘビを捕まえたりしますが得意という訳ではなく、どちらかというと苦手というか嫌なのですが、必要にせまられて仕方なく触るという感じですかね。
困った時の小川さん
あの日の朝、1 本の電話が入ったのです。前夜に大槌に帰ってきていたのですが、寝不足続きで少しだけ仮眠を取るつもりが寝過ごしてしまい焦ってバタバタしておりました。そんな時に電話が鳴り、出たら御近所さんのFさんで「小川さんっ! 今どこっ! 」というので「家、今から仕事で出る」と言ったら「ヘビッ、ヘビッ! 」と大声で騒ぐので「ヘビ? ヘビがどうしたんですか?」と聞いたら、「いっぱい居んだでばっ。とにかく来てさ」と言うので「どこ?」と聞いたら「小川さんちの裏の空き地」と言うので出てみたら御近所のF さん以外にTさん、U さん、Iさん、Sさんが居て、皆で「あれ、あれ、あそこ」と指差している。その指を差している先を見たら前述したように1m 四方の所にアオダイショウが10数匹ニュルニュル、ニョロニョロを蠢いておりました。私は内心、「うわぁ~!キモッ」と思いましたが、皆さん「何と
かしてちょうだい」と言うのですが、「何とかしろと言われてもどうしろと?」、「早く捕まえて、どこかに投げてきて」と言う、言うのは簡単ですよ、でも私も本音を言えばヘビは好きじゃないし、朝っぱらから触りたくない、でもTさんが「こういうのは小川さんにしか頼れないから御願いだから何とかして」と言った。その「小川さんにしか頼れない」という部分が私の自尊心?をくすぐった。なので「私に任して下さい!」モードのスイッチがオンに(笑)
野生児のごとく
家からゴミ袋を持ってきてパッパパッパと捕まえて袋に入れたら14匹でした。「はい全部捕まえましたよ」と皆の方にゴミ袋を掲げて見せたらゴミ袋は透明なので、もろに蠢いているのが見える。すると皆さん声を揃えてというかハモッて「こっちに来ないで」「こっちに寄るな」と同時に言うんですよ。これには私がキモいと言われているようで、ちょっとだけ凹みました。
それでも「これどうします?」と聞いたら「だから投げてきてさ」と言うのですが、「その辺(線路の向こう側) に投げても多分、何匹か戻ってくると思いますよ」と言ったら「じゃあ遠くに投げてきて」と簡単に言うんですよ。因みに線路の向こう側というのは危険区域に指定されて
いて居住不可、役場は殆ど手入れ等をしてくれず雑草が生い茂っている状態で野生のシカ、キツネ、タヌキ、たまにクマなども出没する区域となっております。そして線路を挟んで私達が入居している災害公営住宅や再建された家屋があるという感じですので本当に目と鼻の先に野生動物が生息しております。
蛇足
この日は、一関駅までN PO 職員のМ さんを迎えに行き、一緒に障碍者施設などで集めてくれた能登豪雨での被災者に向けた支援物資を集荷する仕事でした。ヘビを入れたゴミ袋を車に積んで、一関駅に向かう途中の峠道のどこかで放ヘビをしようと思っていたのですが、久しぶりに会うМ さんにサプライズをしてあげようと、そのままヘビの入った袋を積んで行ったら無茶苦茶驚いてくれました。サプライズは成功しましたが、無茶苦茶怒られてしまいました。ちょっとしたいたずらのつもりが、とんだ蛇足になってしまいました。(笑)
岩手県大槌町 小川 孝幸
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