遥かなる復興への道 from 岩手県大槌町

通り一遍のマスコミ報道では分からない、被災地の生の姿を復興への熱い思いを込めて伝えます

今冬は暖冬と言われて、例年であれば降った雪が常に1m以上残っている内陸北部、青森県との県境付近も殆ど雪が無く、春先みたいな感じになっており、本当に異常気象だなと思っていたのですが2月下旬になって、ようやく?雪国の冬らしくドンと雪が降りました。それも2回も・・・。

自販機売り切れ

最悪だったのは2度目の大雪、通常であれば盛岡から2時間半くらいで大槌に帰れる行程が24時間以上掛かったのです。盛岡を出たのが午後6時過ぎ、午後9時過ぎには大槌に着くはずだったのですが、峠を過ぎた辺りから雪が強くなって来てノロノロ運転になり、ついに止まってしまったのです。大槌に着くまではコンビニも無い、マジでヤバイかな?と思っていたのですが、何とか最寄りの道の駅に入れました。ところが、満車で車を停める場所が無く、仕方がないのでトイレ前にハザードを点けて停まり、自動販売機に行ったら全て売り切れ。全部の自動販売機が売り切れなんて、これも初めて見る光景でしたね。

遭難を覚悟

この道の駅から出た後も渋滞が続いていたので、思い切って迂回路に入りました。ところが、しばらく走ったら通行止めのゲートが閉まっていたのです。仕方なく引き返したら、車から凄い音がし出した。何だ?と思いながらチェーン着脱場に入ったのが運の尽き、動けなくなってしまった。それでも異音の原因を確かめようと車から降りて、車の下を覗き込もうとしても雪が深くて無理、バックして前進を繰り返そうとしてもダメ、すっかりハマってしまった。もう直ぐ夜が明けるし、除雪車が来れば助けて貰えるだろうと考えて車内に居たのですが、いつの間にか寝てしまった。小一時間くらい寝たのか目が覚めたら明るくなって来ていたが、雪は更に強くなっていて凄く積もっている。ヒーターを掛けていてもフロントガラスにバンバン雪が積もる。その雪を掃おうとして車から降りようとしたらドアが開かないんですよ。マジか?と思いながらドアを押して閉め、押して閉めを繰り返して何とか車から出たら私の膝上までの雪の深さ、これは本当にヤバイと思い、車の回りの雪搔きをしようとしたが無理でした。頑張って雪掻きしても見る見るうちに積もっていくんですよ。「遭難」の二文字が頭を過って行きました。

命拾い

でも、昼過ぎにやっと雪が小降りになり、運よく除雪車が来てくれました。車が停まっているチェーン着脱場に来てもらって道路側を除雪してもらい、スコップを借りて車の周りの雪掻きをして、やっと脱出できました。まさに除雪車は神様です!

岩手県大槌町 小川 孝幸


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