遥かなる復興への道 from 岩手県大槌町

通り一遍のマスコミ報道では分からない、被災地の生の姿を復興への熱い思いを込めて伝えます

3月11日が過ぎた中旬に社長が「これ観てみろ」とDVDを渡してくれました。早速再生してみたら驚いたのなんの・・・。再生された映像は大槌町が津波に呑み込まれる瞬間の映像、もっとハッキリ言えば、私の自宅が津波に呑み込まれると申しますか、圧し潰される瞬間が映っている映像でした。

複雑な心境

これは私も初めて観る映像、「何で社長がこんな映像を持っているんですか?」と聞いたら、知り合いのNPОの人から「大槌の人が働いているでしょ、観てもらって」と言われて貰ってきたとの事。この団体のことは私も知っておりましたが、まさかこんな映像を持っていたとは。似たようなアングルから撮影された映像は、よくニュース映像でも使われておりますが、どれも私の自宅はギリギリの所で画面の端で切れていて映っておりませんでした。ですが、この映像には、あの日、高台の城山体育館から自分の目で見ていた光景がハッキリと映っており衝撃でしたが、圧し潰される瞬間とはいえ震災前の自宅を観ると様々な事が思い出されて懐かしいという気持ちもあるので凄く複雑な心境になりました。

娘に怒鳴られる

大槌に帰ってからエバと光に、その映像を観せたら、「もうこんなの観たくない!消して!」と光に怒鳴られて驚いた次第。私は、ある意味では懐かしくても震災時、小学生だった光には観たくない光景だったんですね。PTSDというのか、今でも大きめの地震があるとパニック?になりかけますし、観せたのは失敗でした。本当に心のケアは難しいものだと思いますが、光に怒鳴られて私はショボーンでした・・・。

まさかの誕生日プレゼント

先日、社長が「小川くん今、何か欲しいものがあるか?」と突然聞いてきました。疑い深くなっている私は警戒しながら、「急にどうしたんですか?」と聞き返したら、「いや只、聞いただけだよ、で何か欲しいものとかあるのか?」と再度聞いてきたので何か不穏な空気を感じてた次第(笑)。「特にありません」と答えたら、「そういえば腕時計が壊れたと言ってたな」と言い出したので、「はぁ、壊れたけど今は余裕が無いし買えません」と答えたら、「不便だろ?」「いえ特に」という遣り取りをしていたのですが、社長の、「そうかまあいい」の一言で話は終わりました。まさか私の誕生日が近いからプレゼントでもくれるのか?と思ったのですが、事務所でデータ処理をしていたら、「小川くん、はいコレ」、と時計を机に置かれたんですよ。まさかの誕生日プレゼントでした。まあ時計といっても小さな目覚まし時計でしたけど(100円ショップの?)。でも、ウケ狙いでも何でも気持ちが嬉しいんですよね(笑)。それにしても、うちの社長が、まさか本当にプレゼントとか考えていたとはお釈迦様でも気がつくめぇというやつでしたね(笑)

岩手県大槌町 小川 孝幸


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