遥かなる復興への道 from 岩手県大槌町

通り一遍のマスコミ報道では分からない、被災地の生の姿を復興への熱い思いを込めて伝えます

「来週の土日、観光タクシーのバイトをしないか?」と言われ、エアコンの効いた車内で運転するだけなら体力的に楽?で助かると考えて渡りに船と飛び付いてしまいました。

運転手兼登山ガイド

早池峰山登山の旅とあり、運転手兼ガイドと私の名前が書いてありました。

「これって私も早池峰山に登るんでしょうか?」

と社長に尋ねたら、

「当り前だろガイドなんだから」

と言う。

「左足が痛くて歩くのもキツイのに無理ですよ」

と言ったら社長は、

「うちの運転手の中で小川くんが一番若いんだし、前に早池峰に登った事あるって言ってたろ。」

と言う。言われてみれば以前、話の流れで若い時に働いていた職場で早池峰登山があり、2年連続で登山させられた話をした事があるのを私も思い出した。こんな世間話程度の話を覚えていて仕事を請けるとは社長恐るべし。

登山愛好家グループ

お客さんは関東の登山愛好家のグループの5人との事で、当日早朝に温泉旅館に迎えに行ったら予定時刻の午前5時、15分前に着けたのに皆さん既に準備して出て来ておりました。

挨拶も早々に出発し、登山口に向かう車中で色々と話を伺っておりましたら登山愛好家グループと言っても初心者ばかりで、標高1,000メートル以上の山に登るのは初めてとの事。早池峰山を選んだのは温泉とのセットで良さげだった、山岳ガイドが付いて初心者でも安心だと思ったとの事。山岳ガイドって、もしかして私のこと?

登山開始

登山口に到着し、事前に断りを入れておいたので管理棟の脇に車を停めて、先ずは登山道入口の案内看板前で記念撮影をしつつ、注意事項等を説明、と申しましてもお客さん達が背にしている案内看板を読んだだけですけど(笑)。

そしていよいよ登山開始。登山愛好家グループとの事でしたのでスタスタと登っていくんだと思っていたのですが、ゆっくり景色を見ながらトコトコと登るスタイルなのだとか。私は先入観と申しますか、初心者と言っても謙虚に言っているだけなのだと思っており、本当は山歩きの達人だと思ったのですが違いました。何故そう思ったかというと装備が本格的過ぎて(笑)。お客さん達のリュックにはザイルやカラビナがブラ下がってるし長め?のピッケルをステッキ代わりに使う方も居るし、ストックを持ってる方も居る、そして皆さんカラフルでオシャレ?な登山用ヘルメットを被っていたので初心者と言いつつ実は達人なのでは?と思った次第でした(笑)。

山頂到着

こんな感じで途中休憩しながら山頂を目指して歩き続けてやっと山頂に到着。小さな石の祠もそのまま、何よりも山頂から見える海が綺麗なんですよね。山頂から東方向に目をやれば水平線が緩いカーブを描いていると申しますか、地球は丸いというのが実感できます。この日は晴天に恵まれ、太平洋を一望できて本当に良かった。お客さん達も喜んでくれていたし、いい仕事でした(笑)。

岩手県大槌町 小川 孝幸


「遥かなる復興への道:2023年9月 早池峰山登山」をダウンロードする


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