2023年4月 スーパースター大谷翔平
ＷＢＣ
3月の話題は何といってもＷＢＣ（ワールドベースボールクラッシック）。配送先でもどこでも大谷翔平の話題が凄くて、何か皆が皆解説者？になっているような感じでした。
決勝の日、早朝に夜間配送の仕事が終わり、少し仮眠を取ってから午前8時頃に流通センターに到着、事務所で配送伝票を受け取って倉庫の方に行きフォークリフト係のオッちゃんを探したら居ない。もう少ししたら出てくるのかなと思い10分くらい待っても出てこない。おかしいなと思って構内作業員の休憩室に見に行ったらＷＢＣを観ていたので、「スミマセン、これ御願いします」と配送伝票を渡そうとしたら「大谷の打席が終わるまで待ってろ」との事。「いや俺、急いでんですけど」と言い掛けましたが、つい私もテレビに釘付けに。大谷の打席が終わったら急いで配送伝票に記載されている荷物を出してきてホームに並べて、「フォーク運転できんだろ、あとは自分で積め」と言って休憩室に小走りで戻っていったオッちゃん、大谷の影響は凄いと思いました。こんな事は初めてでしたが、オッちゃんのサインを貰った後に事務所に伝票を出しに行ったら事務所でもＷＢＣをテレビ観戦して盛り上がっておりました。色々な意味で大谷効果？って凄いと思ってしまいました。
大谷フィーバー
夜間配送中、以前からバイトをさせてもらっている運転代行会社の社長から電話が掛かってきました。呼び出し音が中々鳴りやまないので、「何か緊急事態？」と思ったので仕方なく道路脇に停めてハザードを点けて電話に出たら、「小川くん、今、暇か？暇だろ？直ぐにバイトに来てくれないか？頼むから直ぐ来てくれよ」と矢継ぎ早にまくし立てて私が返事をする間が無い。「ちょっと待って下さい、どうしたんですか？」と、やっと聞き返したら、「凄く忙しくて運転手が足りないんだよ。御客さんから電話が来ても2～3時間待ちになってんのよ」と言うのです。「何でそんなに混んでいるんですか？珍しいですね」と聞いたら、又しても大谷の名前が出た（笑）。日本がＷＢＣで優勝した事で大谷の地元、奥州市や出身校の花巻東高校がある花巻市では大盛り上がりで飲み屋街に人が出て大盛況だと言ってました。これだけ田舎の岩手で、コロナ禍の影響もいまだあって、人が出ない状況の中なのに大盛況になるとは驚きですよ。大谷が活躍すると飲み屋や運転代行会社、タクシー会社などが普段から考えると有り得ないくらいに忙しくなるのですから凄いものですね。
ショウヘイクレープ
花巻東高校がある花巻市では、大谷が高校生時代、試合に勝った時に自分への御褒美として食べていたチョコバナナクレープがあって、地元の人達はそれをショウヘイクレープと呼んでいるとのこと。現在それを食べられるのはマルカン大食堂という所ですが、注文時にショウヘイクレープと言うと通じるとの事です。1日50個限定で今の所、直ぐ売り切れてしまうけど、4月中は販売しているとの事。私も食べに寄りたいと思いましたが、中々寄れないです（笑）。
バイト相棒のKさんの自慢話の一つなのですが、大谷の御両親の転居先の家と大谷の恩師である花巻東高校野球部監督の佐々木監督の家を知っているらしいです。野球部OB達の集まりとかがあった時に代行で家まで送ったと言ってまして、「教えて」と言ったら、「小川さんにも教える事はできません！守秘義務がありますので」と言われました。その割りには、たまにバイトに行く度に「大谷と佐々木監督の家を知ってる」と言ってくるんですよね（笑）。
世界中を幸せにしてしまう男、大谷翔平。彼の言動は我々大人にとっても最高のお手本です。
岩手県大槌町 小川 孝幸
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