遥かなる復興への道 from 岩手県大槌町

通り一遍のマスコミ報道では分からない、被災地の生の姿を復興への熱い思いを込めて伝えます

不景気の主犯は自民党

9月、10月は本当に仕事が減ってしまい大槌に居る事が多かったのですが、最初はマズイ、どうしよう、何とか稼がなきゃ等々、焦燥感がつのる日々が続いていましたが最早、ある意味、観念したというか、諦めました。どんなに焦って何かと探しても空回りするばかり、根本的な原因であるコロナ禍、自民党の経済対策の大失敗による不景気が回復してくれないとどうにもならない様な気がして滅入ります。何でもかんでも政治のせいにしている訳ではありませんが今の不景気は明らかに自民党の経済対策の失敗です。

効率優先の功罪

大槌に居ると以前にも増して閑散としていると感じます。本当に人が歩いていないんですよね。車通りも疎ら、これは三陸道が開通した為、大槌町内を通る国道45号線を走る車が減ったからでしょうけど、本当にゴーストタウンみたいなものです。考えてみますと三陸道が開通してからは国道45号線沿いに在った店舗、主にドライブインやラーメン屋などの飲食店が廃業して無くなっていますし、ガソリンスタンドも廃業、倒産が多く、コンビニも減りました。こういう状況になる事は予想はしておりましたが本当に無くなると困ります。トラックで集配送している時などに食べ物、飲み物が買えないのです。道の駅などの食堂は意外と高いし、のんびり食事休憩を取る様な時間も無いし元々僻地ですが更に僻地感が高まった様な気がしてなりません。

三陸道を使うと確かに時間短縮にはなりますが何だかなあと思う事もあります。道路の電光掲示板には、ガス欠注意、三陸道ガソリンスタンド無しと常に表示されておりますが、前述した様に廃業、倒産が多く、インターを降りてガソリンスタンドを探すにしてもどこにあるのか分からないと、どっちに走っていいのか迷うと思います。ナビやスマホの検索結果を頼りに走って行ったら潰れていたという事もあるんですよね。

移動時間が短縮された事は良い、でも旧道沿いの市町村では通過する車両も激減し、どんどん寂れていく。便利なんだか不便なんだか分からなくなる時があります。大槌町に用があり、明確な目的を持つ人以外は大槌インターで降りる事なく単に通過して行くだけですから、賑わいを取り戻すと頑張ってみても無理があります。復旧、復興事業関連の工事が盛んだった時は県外から来た建設関係の人達の御蔭で確かに賑わっておりましたが工事が終わった今となっては全く賑わいなどなく閑散とし過ぎています。それでも仮設商店街があった時は今よりは人が出ておりましたが、仮設店舗の跡地を整備して道の駅みたいな施設を作るからという事で仮設店舗で商売をしていた人達は退去させられたのに未だそのような施設は出来ていない、というか計画があるという話も全く聞こえてこなくなりました。

夢物語

故安倍晋三(敬称略)が言った「悪夢の民主党政権」。やはり利権を潰された事と統一教会に政権与党として便宜を図れなくなったから言った言葉としか思えません。

今の円安をみても自民党政権の方が国民にとっては悪夢です。為替介入をしても時すでに遅し、円安の原因はアメリカが金利を上げたからとか言っておりますが、根本的な原因は円に対する信用が無くなったという事。経済評論家などは他国の事だと元の信用が落ちた、ドルの信用が落ちたとよく言いますが何故、円の信用が落ちたとハッキリ言わないのか不思議です。世界はもう日本を先進国、技術大国だと思ってはいないと言っているのと同じ、工場は中国へ移転させ、研究開発には無関心なのか資金援助しない。だから優秀な研究者は外国に行く、何も残っていない日本。

日本没落

役場の計画って新しい街づくりとか言う割りには裏目にばかり出て、逆に過疎化を促進しているとしか思えないんですよね。行政は三陸道が全線開通する前は、開通すれば観光客を呼び込みやすくなり、各被災自治体に活気が戻ってくると言っていたんですけどねぇ。役所が考える事って夢ばかり、インバウンド政策を提唱していた故元総理の顔が思い浮かんでくる次第。観光と言っても観光できる様なものも無い。自然が売りだと言ってみても、山や海を見て綺麗だなぁ、楽しいなぁ、と思ったとしても、その瞬間の1度だけ、リピーターの獲得は難しい。観光バスの運転仕事もする私が言うのもなんですが、観光を柱とした地域振興は岩手県沿岸部にはそぐわないと思います。会議室で夢を語っているだけでなく、地域に即した実現可能な計画を立ててほしいものです。

岩手県大槌町 小川 孝幸


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