遥かなる復興への道 from 岩手県大槌町

通り一遍のマスコミ報道では分からない、被災地の生の姿を復興への熱い思いを込めて伝えます

大槌町でもコロナの陽性患者が出ました。隣の山田町、釜石市では既に出ていたので直ぐに大槌にも来るというか出るだろうと話題にはなっていましたが、実際、出たとなると皆、冷静なのか大騒ぎとまではならず、只、静かに、静かに、どこの誰で、感染経路は内陸の盛岡市での商談に行き、数日後から体調がおかしいと思いながらも普通に生活し、大槌町内の某店舗にて某スポーツ系の会合(飲み会)に出ていた。その後、感染が判明した等、話が広まってしまった次第。田舎の話が広がる速さはコロナの感染力を凌駕しているのか?と思う程、速かったです。只、保健所が濃厚接触者の判断をして何等かの連絡が来るのかと思っていたら、そういう動きは全く無く、感染者の家族が一緒に飲み会に参加した人達や商売上の付き合い、得意先等、接触したと思われる人達に一応、検査を受けて、と連絡しておりました。都会に比べ、感染者数が少ないのに保健所は対応できない?しない?のは何故なのか? 不思議でなりません。

聖火リレー、6月17日(木)に大槌を通過して行きました。時刻は夕方の4時くらいでしたかね。その日、私は、たまたま大槌に午後の3時前に帰って来て、丁度、通行止めが始まるところでした。一応、どの程度の人出があるのか見に行ってみたのですが疎らでした。まあ見に行ったと言っても沿道に並んで見ていたのではなく、離れた場所を通ってみた程度ですが、大槌の人は少なかったので見物客に紛れ込もうとしていた警察の私服警備の連中が目立っていました。あとは町外から来たのか、聖火リレーのセレモニーで無料配布していたタオルとか扇子とかを貰おうとしていた人達ですかね。その人達の話声を聞くともなしに聞いていたのですが簡単に言うと転売目的の為に聖火リレーを追い掛けていたみたいでしたが、あんなの売れるんですかね?それに人が疎ら過ぎたせいか交通誘導の補助をしていた地元の人達が電話で見に来て、と誘いを掛けておりました。そして聖火が来る直前に中学生達が走って来たので何だと思ったら動員を掛けられたのだとか。小学生と高校生を呼ぶのは間に合わなかった様でした。それでも予想より人出が少なかったのは、この数日前に大槌にもコロナの陽性患者が出たから引き籠っていたのだと後日、友人、知人、他から聞きました。

私は聖火ランナーが来る前に沿道を離れ、家の玄関の所から眺めていましたが盛り上がっているとは御世辞にも言えませんでした。関係車両からは、「皆様、コロナウィルス感染予防対策の為にも声を出しての声援は御遠慮下さい、応援は拍手で御願いします」とマイクで言っているのは聞こえてきましたが拍手の音は聞こえず、子供達が大声援を送っているのは聞こえました(笑)。

因みに聖火ランナーの選出方法の規定は色々とあるのでしょうが、大槌町と近隣市町では何故か、いつも震災後からテレビの取材を受け続けていた人が多かったです。その中に知人が居たので後日たまたま会った時に、「ニュースで観たんだけど、あんなに人が疎らで観衆が居ないのに何で手を振り続けながら走っていたの? 誰に手を振っていたの? 」とか色々と聞いたら、テレビのニュースで流す映像を撮る為に左右に手を振りながら走り、カメラの方を見て下さいとかアドバイスがあり、そのアドバイス通りにしていたとの事でした(笑)。私も震災後、取材を受けた時には色々とアドバイスをして頂きましたが取材している記者がイメージを作り、そのイメージを報道しているとしたら、どこまでが真実で、どこまでがフィクションなのか視聴者には分かりませんし、こうして印象操作をして、誰かにとって都合の良いイメージが作られていくのでしょうね。報道の自由の自由というのは自由民主党の自由なのでしょうかねぇ?テレビを観る人が減り、テレビを買わない人が増えているというのが何故なのか、分る様な気がします。

岩手県大槌町 小川 孝幸


「遥かなる復興への道:2021年7月 聖火リレーの茶番劇」をダウンロードする


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