2021年2月 五輪の予算はコロナ対策に!
雪国の岩手でも雪道に慣れてないのか嵌っている車が多くて一度止まってしまうと動けなくなる事も多々あり、チェーンを巻いたり色々とハードです。特に大型トラックだと少しの上り坂でも止まったら動けなくなるので基本的には止まりたくないのですが、無謀な乗用車が動けなくなっていたりして止められる事が多いです。何が無謀かと申せば、夏タイヤにゴムチェーン、ワイヤーチェーンを装着しただけで雪道を走ることです。それ以上にチェーンを持っていても装着できないとか、問題外のそのまた外です。
嵌っている車に出くわすと一応、助けようとします。動いてもらわないと私も通れないし、JAF等に連絡して、来るのを待っていたら何時になるか分からないからですが、中には助けなければ良かったと思う人も居ます。1番ムカッと来たのは、「後で金を請求するんだろ」といきなり言われた時でしたね。そんなつもりではなく、早くどいて欲しいから仕方なく手伝っているだけなのに、そんな事を言われると腹が立ってしまいます。
嵌って動けなくなっている車を助ける時はチェーンを巻いてあげたり私のマイスコップでタイヤの周りの雪掻きをしたりして後ろから押してやり止まるとまた動けなくなるから、「そのまま走って行って!」という事が殆どです。でもたまに律義にも「礼を言おうと思って」と止まり、また動けなくなる方も居るんですよね(笑)。
東京オリンピックの聖火リレーを岩手県では6月に実施するという事で沿道や記念式典会場で観客の整理や誘導にあたるボランティアを募集しているのが何ともはや。しかも自分の活動場所まで自力で行けとか。そんなボランティアの募集定員は400人で既に310人が応募していて残り90人!今なら直ぐに採用決定!お急ぎを!とか言っている様ですけど、こんな時に既に310人も応募している事に驚きました。正直、中止になると思っておりましたが本当に実施するんですかね。そもそも、ボランティアありきで実施しようとしている考えが大間違いだと思います。
コロナ禍で仕事を無くして困っている人が大勢居る訳ですからボランティアではなく、それなりに日当、給与を出して少しでも雇用を増やし、困窮者を出来る限り助けようという考えに至らないのが不思議でなりません。それなら森喜朗を始めとする大会組織委員会の面々もボランティアで仕事をしろ!と言いたくなります。
私は東京五輪は中止した方が良いという開催反対派ですが、本当に困窮者を助ける為に開催するとの事で国を挙げ、官民一体となれるなら開催しても良いかもしれません。でも、そうなったとして海外から選手が来るかというと、多分、余り来ないと思うので五輪と言えない運動会になるだけかもしれません。やはり中止にして大会組織委員会から予算を返納してもらってコロナ禍による困窮者を救済、支援する事に使うべきですね。
岩手県大槌町 小川 孝幸
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