2019年11月 「復興五輪」にもの申す
史上最大と言われた台風19号、凄かったですね。河川の氾濫、堤防の決壊、冠水等、床上・床下浸水、土砂崩れ、崩落、道路の陥没等、被害が広範囲に渡り過ぎていて被害状況の把握に時間を要し、日を追うごとに明らかになる被害の様子をニュース映像で観て本当に驚きました。ラグビーワールドカップの釜石の試合、カナダVSナミビアも中止になりました。
そして余りにもバカと申しますか、情けないと申しますか、安倍総理さん。自国民が災害で苦しみ、依然として不安に苛まれる日々を送っているにも拘らず、『日本代表の皆さん、たくさんの感動をありがとう。夢のような1ヶ月間でした。』とツイートするって何を考えているのでしょうか?夢のような1ヶ月間、その1ヶ月間に台風15号で大きな被害を受けた千葉県、今回の台風19号で広範囲に渡って大きな被害を受けた被災地等の事は考えないのか?安倍さんの頭脳では、ラグビーのルールも理解できないでしょう?多くの反感を買ったと思うのですがこれで支持率アップだと思うんですよね。流石、戦後最○の安倍総理です!
復興五輪と称して招致した東京五輪、当初は東北被災地で一部の競技をするとか言って小池東京都知事は宮城県まで視察に訪れたりしておりましたが全てパフォーマンスでしたね。結局、被災地は無視、これのどこが復興五輪なのか?
IOCがマラソン、競歩を札幌で開催すると発表した後、小池都知事はムッとし、「だったら北方領土で開催すればいい」と嫌味を言い、グダグダと文句ばかり。しかしながら文句の一つも言いたいのは招致の際に出汁にされた被災地の人達だと思います。IOCのやり方も余りにも上から目線過ぎて嫌悪感を覚えてしまいますが、小池知事のやり方も似たようなもの。
最近ではマラソンの競技開始時刻を朝5時にするとか言い出していますが、これアスリートファーストなんですかね?招致、開催、成功と手柄や利益を求める人達の我が儘以外の何ものでもないような気がしますけどね。こうなったら札幌で開催されれば良いと思います。
正直、どこでやろうが全く興味無し。それどころではない!というのが本音ですし、今の五輪は単なる商売。アマチュアの祭典と言われていた頃の五輪ではないし、莫大な利益を上げるであろう人達の扇動に乗って五輪、五輪と騒ぐ気にはなりません。それに競技場でも何でも今ある物を使うならまだしも何故、新しく作る必要があるのか?それも全ての競技会場を。こういう所を見ても組織委員会と大手ゼネコンの癒着があるのだろうと勘繰ってしまいます。何れにしても復興には全く関係が無いので、復興の象徴、復興五輪という言い方はやめて頂きたい!
個人的な意見ですが、釜石市のラグビーワールドカップの招致、スタジアム建設、東京五輪の招致、森喜朗元総理が絡むと碌なことが無いと思ってしまいます。釜石に視察に来た時、話し掛けられ、社交辞令?で頑張れと言われましたが心中では・・・。まあ小泉純一郎が安倍晋三の兄貴分なら森喜朗は親分みたいなものですし、親分の為ならマリオにもなる安倍晋三さん、消費税増税した五輪終了後、景気はどうなるのでしょうか?
岩手県大槌町 小川 孝幸
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