2021年11月 リスクとベネフィット
眞子様、ご結婚おめでとうございます。当日、赤坂御用地から出発されるとき、妹の佳子様とお別れの抱擁をされました。もう2度とこの家には戻れない、万感の思いを込めた抱擁です。お二人の気持ち、それを見守る秋篠宮ご夫妻の心情を思うと涙せずにはいられません。
でも、世の中にはご一家に対して心ない言葉を投げつける人が大勢います。確かに、ここに至るまで紆余曲折がありました。国民が手放しで祝福できない部分もあるとは思います。しかし、そんな世間の厳しい声にも屈せず、眞子様夫妻は自分たちの意思を貫いたのです。懸命に努力して幸せをつかもうとしている若者を批判する権利は誰にもありません。
しかし、昨今は自分たちの望み通りの結婚でなければ許さない、と言わんばかりの批判の嵐。皇族は国民の奴隷ではありません。この風潮はマスコミが作り出したものと言っても過言ではありません。小室氏の母親の元婚約者の代理人というのが週刊現代の記者。その記者からの情報を鵜呑みにして、時には火のないところに煙を立てて騒ぎ立てたのです。安倍元総理が皇室のことを快く思っていない事も影響しているかもしれません。眞子様叩きで見せて来たしつこさを、是非ともモリカケ、桜、河井夫妻への1億5千万等々の疑惑の数々に対しても発揮してもらいたいものです。
リスクとベネフィット
コロナワクチン3回目接種、いよいよ現実になりつつあります。接種によるリスクよりもベネフィットが上回ることが確認されたため、と言うことで、国は着々と準備を進めています。医療従事者の接種を12月にも開始する腹づもりのようですが、彼らを実験台にして、安全が確認されたら一般の国民にも接種させようと言う魂胆か?と言いたくなります。
接種によるリスク
ワクチン接種によるリスクは、発熱、倦怠感等の副反応のことです。重篤な場合は後遺症が残ったり、最悪死に至るケースもあります。接種後の死亡事故例は9月24日時点で1,233例あります。このうち1例は明らかに因果関係は認められない、とされていますが、他は因果関係は不明、とされています。
接種によるベネフィット
一般的には接種により重症化が90%以上低下させることができる、とされています。これは、たとえば接種しなかった人1万人、接種した人1万人で比べると、接種しなかった1万人のうち100人が重症化したが、接種した人は10人しか重症化しなかった、という場合に重症化予防効果が90%、と評価されます。
ただし、新型コロナウィルスのような大規模な感染の場合、経済活動への影響等々を加味されて、ワクチンの有効性が過大評価される傾向も否めません。
説明責任を果たせ
日本人の賃金は10年前と全く変わらない、という先進国では類を見ない貧困国家になってしまいました。アメリカでは所得1,000万円は低所得者に分類されています。一握りの大金持ちが更に潤うという、いわゆる新自由主義を推し進めてきたなれの果てです。政治の不作為により、適切な分配が成されていないために経済が停滞し続けているのです。
公文書の改ざん、隠蔽、廃棄により誰がどのような理由で政策を決めたのか皆目分からない、そんな政府が推し進めるコロナワクチン3回目接種計画。一部の者のベネフィットのために一般国民をリスクに晒す、そんな構図が見えてしまいます。ワクチンによる副反応に対する補償もうやむやにされてしまいかねません。
政府は国民にエビデンスを示した上で、きっちりと説明責任を果たすべきです。岸田総理にそのような良心のかけらが残っていればいいんですが・・・。
「ゴー!医見:2021年11月 リスクとベネフィット」をダウンロードする
つばさクリニック院長 石川 亨