2020年10月 あれから1年〜カノン〜
秋空の青さがさわやかな時間を運んでくれます。皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
犬達の抜け毛もぐんと減って、過ごしやすくなった季節の変化を犬達と一緒に楽しんでいます。
秋、と言うと去年の今頃カノンが旅立ってからはや1年になります。
私自身、”11年と言う生涯は短かかったな”と今でも残念に思い返しますが、我が家の3才と5才のちびっ子たちも何かにつけ本当によく思い出してくれます。
写真を見ては、
「カノンはかみさまのところへいったんだよね」
他の犬達にフードをあげながら
「カノンがすきだったおやつだよ」
庭に咲く可愛い花には
「カノンっていうなまえをつけよう!」
そして夜空を見上げて
「カノンはおほしさまになったんだよね」
そんなあまりに純粋な言葉の数々に随分癒やされた1年でした。
カノンと一緒に遊んで、ともに過ごした時間は小さな子どもの心にもしっかりと刻まれています
カノンとの最期のお別れの日、我が家の末っ子は夜明け前の朝5時に1時間離れた下宿先から駆けつけてくれました。
「カノンにはお世話になったからね」
という言葉に、家族みんなの心の中に光るカノンと過ごした時間の輝きを実感しました。
劇作家で愛犬家の三谷幸喜さんが
”10才までを犬の寿命と考え、それ以降は神さまからの贈り物”
と書いておられるそうです。
ほかの3頭には神さまからの贈り物がたくさん届くといいな、と願うこの頃です。
看護師・アニマルセラピスト 石川 薫