2019年3月 住民は置き去りの復興事業
震災から8年目を迎える3月11日前後に復興事業の一つである岩手県沿岸を南北に縦断する三陸縦貫道と、花巻市と釜石市を結ぶ横断道が全線開通する事になりました。これらの道路は高速道路規格の自動車専用道路で実際は震災前から着工しておりました。しかし民主党政権の時、仕分けに引っ掛かり工事は中断、建設中止だか無期延期だかになっていた道路でしたが震災があった‘御蔭’で再度脚光を浴び、国や県、沿岸の各自治体が災害時の避難や物資輸送に使う‘命の道路’と銘打って工事を再開させて今月、全線開通の運びとなりました。はっきり言いますが交通量が少ない岩手県沿岸部に本当に必要な道路かといえば疑問が残ります。工事をしていたのは大手ゼネコンですしね。某政党が得意な税金の還流事業の様な気がします。還流した税金は何処に行くのか?金権政治なる言葉を作った某政党の安倍さんに是非とも御話を伺ってみたいですね。
因みに被災地では人口流出が未だに問題になっておりまして人が居ない、少ないで過疎化が更に急速に進んでいる現状でして、移住でも観光でも兎に角、人を呼び込まなければと行政は躍起になっております。でも地元住民の事を大事にしない行政が何を言おうが、どんな対策を打とうが人は集まらないと私は思います。これもはっきり言いますが大槌町の評判は最悪ですからね。普通に真面目に生活している住民にとっては迷惑な話です。それと三陸縦貫道の現在の開通箇所と併走している国道45号線は以前に比べ、交通量は激減。全然、車が走っていないと言っても過言ではない時が多々あります。これは国道沿いで商売しているガソリンスタンドやコンビニ他にとって死活問題になると思います。只でさえ人が居なくなっている上に三陸縦貫道の開通により、岩手県沿岸市町村は単なる通過地になり、余程、○○市や××町に用があるとかない限り、わざわざインターで下り市街地を通る事は無いでしょう。今よりも人の姿も車も見掛けなくなるとしたら、莫大な税金を投入して復興事業を推し進めた意味はあるのか?住民の意見を無視した結果なので本当に腹立たしい。被災地は行政主導だと碌な事にならないという見本市かもしれません。
先日、リハビリがてらに私達が入居している災害公営住宅の裏手側の線路沿いをヨロヨロと歩いていた時の事、ピィーーーと汽笛が鳴ったので振り向いてみると1両編成の列車が新しく建設された大槌駅から発車する所でした。約1ヶ月前から試験走行をしているとは聞いておりましたが実際に見るのは初めて、一応、懐かしいと思いながら眺めていたら、ゆっくりと北に、宮古方面に走って行きました。鉄橋も線路も全部、津波で流され、8年目にして漸く復旧し、3月下旬に営業運転が開始されるとか。岩手県と被災自治体が一丸となってJR東日本に鉄橋も線路も駅舎も全て作った上で第三セクターの三陸リアス鉄道に移管しろ!とゴリ押しした結果、いや結晶が宮古~釜石間の鉄路での復旧ですからね。バス輸送のBTRで十分だと思う人は多いですよ。因みに試験走行だから1両編成という訳ではなく普段から殆ど1両編成で走行しております。それが意味する所は乗る人が少ないという事です。
どんなに赤字でも三セク会社だけに県の後ろ盾の下、余裕の経営、羨ましいですねぇ~
岩手県大槌町 小川 孝幸
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