遥かなる復興への道 from 岩手県大槌町

通り一遍のマスコミ報道では分からない、被災地の生の姿を復興への熱い思いを込めて伝えます

先日のバス仕事、朝8時40分岩手県北上駅で待機、到着したお客さんを乗せて北上市内を観光、お客さんの指示により運行となっていました。社長からは「詳しい事は分からんけど行程表の指示通りに頼む」との事でした。

最年少は94歳

新幹線到着時刻5分前になり、改札出口に行って○○観光バスの小旗を掲げて待っていたら出て来た集団?の1人が背筋をピンと伸ばして気を付けの姿勢で「おはようございます!○○観光さんですか!?本日は御世話になりますっ!」と元気な御挨拶を頂きましたので、私も同じくビシッと気を付けの姿勢で「こちらこそ宜しく御願い致しますっ!」と返したら驚いておりました(笑)。

この集団の主賓は5人の御高齢の爺ちゃん達で他の方々は付き添いの家族だと。年齢は94歳から99歳で、私に挨拶してくれたのは最年少の94歳のSさんでしたが、余りにも元気なので本当にビックリしてしまいました。

後藤野飛行場跡

どちらへ?と聞いたらSさんが「後藤野飛行場跡へ御願いします」と言われました。後藤野飛行場跡?そういえば何か石碑があったっけと思いながら出発しました。その石碑のあった場所に到着し、狭いながらも一応駐車場があるので駐車したら、皆さんで石碑の清掃などをし始めたので、私もつい手伝ってしまいました。

旧陸軍軍人

清掃が終り、5人の爺ちゃん達が整列して石碑に手を合わせているのを見て、彼らは旧陸軍軍人、それも飛行兵だったのだろうと確信しました。その後、酒盛りが始まり色々と話をしているのを聞いていたら、やはり旧陸軍軍人で特別操縦見習士官と少年飛行兵だったとの事でした。私はこんな機会は二度と無いと思い、色々と聞いたら当時の事を教えてくれました。中でも聞きたかったのは後藤野飛行場は最北の特攻出撃基地だったというのは本当だったのか?という事。Sさんが「本当だよ、出撃した時見送ったからな」と言い、他の4人の爺ちゃん達も頷いていました。私はもしかして今、歴史の証言というものを聞いているのだろうか?と興奮した次第。「どんな飛行機に乗っていたんですか?」との質問には赤とんぼ(九三式中間練習機)に乗って操縦訓練していたと教えてくれて、最年長のMさんが「赤とんぼは良い飛行機だった。複葉(複葉機)だから安定性も良くて『とんぼ返り』も簡単にできた」と言った時、私は「赤とんぼでとんぼ返り」これはジョーク?笑うところか?と考え他の4人の表情を見たらニヤニヤしていたのでジョークと判断し一応、笑いました(笑)。爺ちゃん達は何度も戦友に献杯!と言って飲んでまして「運転手さんは見所がある!昔の話を真剣に聞いてくれて大変嬉しい!うちの家族ときたら(以下省略)」と始まったので付き添いの家族の皆さんの方を見たら困っているような・・・。

弁当を使う?

昼食はどちらでとります?と聞いたら、Mさんはここで「弁当でも使いたい」と言いました。これを聞いて私は「おおっ!帝国軍人だ!」と思った次第。弁当を使い終えても昔話に花が咲き、いつの間にか夕方になったので北上駅に移動しました。別れ際に「運転手さんありがとう楽しかった。良い冥途の土産になった」と言うので、「そんな事を言わず。またの御来県を御待ちしておりますっ!」と言ったら「本当にありがとう」と言われたのが嬉しかった。

岩手県大槌町 小川 孝幸


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