2026年3月 「愛知の子どもたちの未来を考える!」セミナーのご報告NEW
3月22日に「愛知の子どもたちの未来を考える!」と題した講演会を開催しました。会場は刈谷産業振興センター、講師は名古屋大学名誉教授の小島勢二先生、名古屋市立大学特任教授の大矢幸弘先生、愛知が誇る偉大なる小児科医のお二方です。スポンサーである製薬会社、学会の権力構造の関係で通常の講演会では言わせてもらえない、「事実に基づいたお話」をたっぷりと聴かせていただきました。小島先生、大矢先生、御多忙中にもかかわらず貴重なお話を頂戴いたしまして誠にありがとうございました。聴衆の皆様も、熱心に聴いていただき、時間内には答えきれないほどの多数の質問もしていただきありがとうございました。
ライフスタイルの影響
大矢先生には「なぜアレルギーが増えたのか」、というテーマでお話していただきました。大昔はアレルギーはなかったけれど、最初にアレルギーが出始めたのは産業革命後のイギリス、ということです。日本でも大気汚染に対する対策が進んで、空気がきれいになった1980年頃から喘息が増えています。アトピー性皮膚炎も高所得の家庭の子の方が有病率が高いというデータもあります。
乳化剤=界面活性剤
最新の仮説として、上皮バリア仮説というものがあります。これは皮膚、気道、腸管の上皮が炎症を起こすと上皮バリア機能が障害されて、有害微生物が侵入することで免疫反応が起きてアレルギー反応を起こす、という説です。この上皮バリア機能を一番強力に破壊するのが界面活性剤です。一般家庭で使うものとしては、洗剤がその代表ですが、乳化剤も界面活性剤なのです。乳化剤は普通に食品添加物として使用されていますが、洗剤とか界面活性剤と記載すると誰も買わなくなるので、乳化剤と書いてあるのです。食品の表示を見て乳化剤と書いてあったら、石鹼が入っているんだなと思って下さい。乳化剤だから牛乳から作っているなんて思ったら大間違いです。
食生活
オリーブオイル、魚、野菜、果物を多く摂取する、いわゆる地中海食を食べる度合いが高いと、4歳時の喘息発症率が下がる、というデータがあります。また、母親の食事の質が乳児期の喘鳴に影響を与えることも分かっており、妊娠中に菓子類を食べると生れてくる子どもは食物アレルギーになりやすいとのことです。乳幼児期の加糖飲料の摂取はアレルギー疾患の危険因子であり、年齢が低いほど悪影響を受ける、ということを強調されていました。
その他の危険因子
生後12か月まで卵を摂取しなかった群は38%が卵アレルギーを発症したのに比べ、生後6か月から摂取した群は4%しか発症しなかったというデータがあります。早い方がいいということです。上皮が荒れている時に初めて侵入してきたものは敵とみなされてしまうのでアレルギーの原因物質となってしまうので、なるべく早く正常な腸の上皮から吸収させた方がいいのです。この場合は味方とみなされるのです。
最後の、人間の健康と地球・宇宙の健康は密接な関係にあるので、地球環境の保全と両立するライフスタイルを見直すことが大切である、という言葉はまさに「我が意を得たり」でした。
名古屋小児がん基金
小島先生は小児のがんや白血病の治療がご専門です。CAR-T療法という新しい治療法を開発され、日本の子どもたちだけでなく、海外の子どもたちの多くの命を救ってこられました。また、名古屋小児がん基金というNPOを設立され、小児がん治療の推進、患者や家族の支援にもご尽力されています。また、コロナワクチンの有効性や安全性に疑問を持ち、様々な研究から導かれた事実を発信されていますが、残念ながら、メディアや医学界にからは疎ましがられています。
インフルエンザワクチンの効果
現在日本では14種類、15歳までに60回接種することになっています。アメリカでは17種類で80回打つことになっていたが、2026年には、三種混合、MR、ポリオは強く推奨されるが、インフルエンザ、コロナ、ロタウィルスのワクチンは医師と保護者が協議のうえで検討ということに変更されました。日本では毎年インフルエンザワクチンを接種していますが、ほぼ毎年流行しています。今年になって流行したB型はワクチン株と流行株の抗原が一致していましたが、昨年流行したA型についてはワクチン株と流行株の抗原についての情報は持ち合わせていません。少なくともB型の株は流行型とほぼ一致していた、つまり、流行予測は当たっていた。でも効かなかったのです。
超過死亡
毎年これくらい死亡するだろうという予想よりも多く死亡することを超過死亡といいます。コロナの流行が始まった2020年は超過死亡はマイナスだったのですが、コロナワクチン接種が始まった2021年からドンとプラスになってしまったのです。毎年10万から20万人くらい予想よりも多くの人が亡くなっているのです。当時の厚労大臣の武見敬三氏は「高齢化のせい」と切り捨てましたが、年齢調整という方法で検証すると高齢化の影響は否定されています。諸外国でも同様です。
がんの増加
2020年までは日本のがんは全体として減って来ていたのが、2022年からは増加に転じてしまいました。前立腺がん、卵巣がん、白血病等が増えています。小島先生達がそのことを論文として発表したところ、一旦は掲載されたのですが、その後削除されてしまいました。不正があったわけではないのに削除されるというのは異例中の異例です。コロナワクチンと関係があるかもしれないから皆さんで研究しましょう、という問題提起をしただけなのに、却下されてしまったのです。
自己免疫疾患
自己免疫疾患も明らかに増えています。自己免疫疾患は何らかの自己抗体ができてしまうのですが、小島先生の最先端技術を駆使した研究によれば、ある種の自己抗体を有する人は後遺症患者は32人中10人、健常者は20人中1人、という結果でした。ワクチン後遺症の発症にはある種の自己抗体が影響していることが示唆されたのです。
CAR-T療法
それまでは1回3,200万円という途方もない金額だったのが、先生たちの施設で製造すれば、製造原価は100万円もしません。先生はこの治療法をコロナワクチン後遺症の治療に応用できるのではないか、と研究を続けておられます。
伊藤圭介の教え
何でも発見したり研究したことはどんな方法でもよいので発表しなさい。発表したことが後で違っているとわかっても、そのことについて他の人と言い争うことが、学問の発展につながるのだから。
先生が最後に紹介された、日本初の理学博士、名古屋出身の伊藤圭介の教えです。日本の科学、日本社会の将来を憂う先生の気持ちがひしひしと伝わって来て涙がこぼれそうになりました。
講演会の模様はYouTube(https://youtu.be/IpO6RUqlbGY)で公開されています。是非ご覧下さい。
2026年3月 「愛知の子どもたちの未来を考える!」セミナーのご報告
つばさクリニック院長 石川 亨








