カノン
残暑お見舞い申し上げます。
とはいってもまだまだ続く暑い毎日、涼しいお部屋で引きこもり状態の犬達はのんびりと夏休みを満喫しています。
その中で1頭、のんびりしているのか、元気がないのか‥心配が尽きないのはシェットランドシープドッグのカノンです。
今年初めに膀胱腫瘍の診断を受けて以来お薬を何種類も飲んできましたが、ご飯が食べられない、下痢をする、変な咳が止まらない、声が出ない等々、症状は悪くなるばかり。そこで思い切ってお薬をやめて7月から東洋医学に切り替えました。
獣医さんの助言を聴きながら、
- 1週~2週に1回、獣医さんによる鍼灸治療とマッサージ、鍼の留置
- 自宅でも毎日お灸とマッサージ
- 手作り薬膳と漢方おやつ
わらにもすがる気持ちの1ヶ月が過ぎました。なんと、咳は止まり鳴けるようになりました。食欲にはムラがありますが毎日の様子に一喜一憂しながら本を片手に食材の効能を調べつつご飯作りに励んでいます(*^o^*)
マッサージは”げんきになーれ!”と魔法の言葉を唱えながら私の気を伝えます。
カノンは子犬の頃から人なつっこくて、お散歩や遊びに行った先の誰とでも仲良くなれる、お日様のような子でした。嫌いな人も苦手な動物もいません。
”どこに行っても、みんなのことが大好きなこの子が活躍できる場があるといいのに”
ずっと胸に抱いていたそんな思いが私たちをアニマルセラピーと出会わせてくれました。カノンが2歳の時のことです。
以来9年間、カノンなしではアニマルセラピーは語れません。
他の誰よりもたくさんの皆さんに抱っこしていただき、名前を呼んでいただき、可愛がっていただきました。
そんなカノンがカノンらしく、もうしばらくやさしい穏やかな時を一緒に過ごせますように、みなさんの応援をよろしくお願い致します。
看護師・アニマルセラピスト 石川 薫