2019年12月 言霊
つばさクリニックでは玄関横に設けられたガーデンルームでアニマルセラピーを行っています。
”アニマルセラピー”というと仰々しく感じるかもしれませんが、なにも特別なことではありません。
犬達とのふれあいは心を穏やかにしてくれたり、疲れた心身に優しく寄り添ってくれたり‥、そんな小さな安らぎや息抜きの場を提供しています。
せまい空間ですが年齢は関係なく肩を寄せ合ってわいわい賑やかに過ごすこと、そしてそこに犬達が居てくれるということ、そんな時間はきっと至福の時です。
体調の悩み、家族のはなし、自分の若い日の思い出、心配事、等々話題は尽きません。
当院の患者様を初め、ご近所さんや、通りがかりの方もお立ち寄り下さって犬たちと過ごす憩いの場はいつも笑顔がいっぱいです。
当院のセラピードッグ3頭はいつも皆さまのお越しを待ちわびていますが、ご自身のわんちゃんと一緒に遊びに来てくださる方もいらっしゃいます。セラピールームは月曜日の9時半~11時まで開催していますので、是非お立ち寄り下さい
ところで、セラピールームには10月に旅立ったセラピー犬カノンの写真集と安城更生病院の皆さまからいただいた寄せ書きを飾らせて頂きました。
それをご覧になられた若いママさんから、
「カノンちゃん亡くなったんですか?優しい子でしたよね‥」
と言葉をかけていただきました。
「通りかかったときに写真を見たら泣けちゃって‥」
と話して下さった方もいらっしゃいました。
いつもすてきなHPをつくって下さるKさん、何年来カノンをぴかぴかの美人さんに仕上げて下さった美容師さん、一緒にアニマルセラピーを応援し続けてくれるボランティアさん、他にも縁あってカノンに関わってくださった沢山の方々から温かいお言葉をいっぱいいただきました。言葉には”言霊”といって魂があると言われます。みなさんの魂が込められた言葉にセラピースタッフは泣かされ、励まされ、癒やされました。
本当にありがとうございました。
看護師・アニマルセラピスト 石川 薫