愛するパール、ありがとう
8月29日、愛犬パールが亡くなりました。11歳でした。
ボルゾイという犬種は平均寿命が12年ほど。今春、ワクチン接種のためにかかりつけの獣医さんで診てもらった際に、「今年いっぱいかも」と言われました。動きが鈍くなるなど、少しずつ衰えは見せていましたが、特別な病気があるわけではなく、「あくまでも一般論」として聞き流していました。
毎年、夏になると食欲が落ちるのですが、今年はその落ち込みが激しく、何かの拍子に前脚を痛めたせいもあり、8月7日は朝の散歩の途中で立ち止まって動かなくなり、家内に車で迎えに来てもらいました。 その後は散歩にも行きたがらなくなり、庭に出してやっても日陰で寝そべっているだけでした。それでも食欲は改善傾向で、8月29日の朝も普通に食事を食べて、私と家内が6時30分頃に出かける時も普段と変わりない様子でした。しかし、15時頃家に戻ると、リビングのソファの脇にパールが横たわっていました。普段とは違う場所だったので変だなと思いつつ、冗談半分に「生きてるのかな?」という軽い気持ちでパールの顔を小突きました。「え?」胸騒ぎを覚えました。「パール」今度は真剣に呼びました。何の反応もありません。「パール!」・・・。あまりにもあっけないお別れでした。
パール、大好きだったよ。最期に寂しい想いをさせてしまったのが心残りだけど、誰にも苦しむ姿を見せたくなかったのかな。ありがとう、パール。そして、さようなら。
(院長 石川 亨)