被災地への支援金
ロンドンオリンピックに甲子園、感動に日本中が熱く燃えた夏も終わりに近づきました。セラピー犬達も苦手な夏にもめげすよくがんばってくれました。残暑の厳しい毎日ですが、耳を澄ますと蝉の鳴き声にも以前のような勢いはなく、夏の終わりを惜しむ寂寥感を覚えます。なんだか、お祭りの後の寂しさに似ていますね。
セラピー犬達も2週間近くお盆休みをいただき、私たちより待遇の良いクーラー部屋で日夜、体力の回復に努め(?)元気を蓄えつつあります。
この度、仲良くして下さっているセラピストさんが、セラピー犬用のゼッケンを7頭分手作りして下さいました。かわいらしさの中にも、日々癒しを提供するセラピー犬たちの誇りが感じられるすてきなゼッケンです。皆さまの元へおじゃました際には、セラピー犬たちの優しく真っ直ぐな”貴方への思い”を受け取って頂けるとうれしいです。
さて、待合室で皆さまにご協力いただいている「被災地への支援金」を、高浜ケアハウス、丹内施設長さんを通じて現地へ届けさせていただきました。
先方様からも丁寧なお電話をいただき、お話しを伺う中で、依然として変わらぬ問題の奥深さを痛切に感じました。やはり一番の問題は就業問題ではないでしょうか?
仕事がない不安、解決に向けてめども立たない期限のない焦燥、地域で生活、病、老を支える手段を構築できない苦悶…。それでもふるさとで踏ん張って生きている人達のために私たちは何ができるでしょうか。中身の伴わない、かけ声だけの応援では救えない窮地を感じるのは私だけでしょうか。
名前 | エル |
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犬種 | 日本スピッツ |
年齢 | 9歳 |
性別 | 男の子 |
★プロフィール★
「つばさセラピー」スタート時からの頼れるセラピードッグです。真っ白に輝く被毛とガラス玉のように澄んだ瞳がチャ ームポイントです。
アニマルセラピスト 石川 薫