クラウンが伝える笑顔の絆
「クラウンが伝える笑顔の絆」というテーマに惹かれて大棟耕介氏の講演会に行きました。「笑い」は伝播するものであり、それが間接的な笑いであっても笑いは成長し社会を変える絆になるという感動的な内容です。
クラウンとは道化師のことです。同氏は2004年から入院中の子どもたちを訪問する「ホスピタルクラウン」の活動を開始され(ボランティア)、現在も子どもたちに笑顔の魔法をかけ続けておられます。
クラウン(道化師)というと笑えるメイクに、派手な衣装を着て、ちょっと間の抜けたひょうきんな脇役と言うイメージがあります。空中ブランコや火の輪くぐりのような息をのむ芸をする訳ではありません。が、主役ではないけれどなくてはならない人です。それは何故!? 笑いで空気を変える、あるいは空気を作る「隙間を埋める名脇役」と自ら称しておられました。大げさなリアクションとへりくだりで状況をひっくり返すこと、観客を前のめりにさせること、相手に余韻を残すこと、まさにクラウンの腕の見せ所だそうです。笑いは場の空気を変えるだけでなく生活や人生を変えると行っても過言ではないと思います。
さて私達のアニマルセラピーも ~何が起きるか~ わくわくして頂くためには「想定外」のエッセンスが必要です。アンテナをしっかりはって、たくさん引き出しを準備し、相手にあわせたいろいろなシチュエーションが提供できる、そんなアニマルセラピーでありたいと思います。上からサービスを与えるのではなく、笑いでもって人を下から持ち上げることが出来る、その人の人生を底上げすることが出来る、そんな楽しい癒される舞台をセラピー犬と共に築けたら最高!と思います。(大棟氏の受け売りです・笑)
ところで、今は亡き私の父は「人生」を語ることが大好きでした。子や孫、兄弟、婿、嫁…だれかれとなく「人生というものは…」と始まります。そんな父のお気に入りのフレーズは「夢」と「笑顔」です。幾度となく聞かされた話の中で私達が今も、そしてこれからも一番大切にしてゆきたい言葉、それは
”笑顔があれば必ず幸せはやってくる”
と教えられたこと…つい忘れてしまいがちですが大好きな言葉です。
アニマルセラピスト 石川 薫