遥かなる復興への道とは?
投稿者について
岩手県大槌町在住の小川孝幸氏。
2011年の東日本大震災の大津波で自宅が全壊、避難生活を余儀なくされた。現在は災害公営住宅に入居、震災前の稼業の表具師の仕事の再開を目指しているが、いまだ道半ばであり、現在は長距離バスや長距離トラックの運転手等のアルバイトでしのいでいる。
妻、長女、長男の4人家族。震災時、長女は小学6年生、長男は小学4年生。震災当時の高浜市内の老人施設の施設長T氏の従兄。
2011年の東日本大震災後、T氏が、自分の地元である岩手県の惨状に心を痛め、募金等の支援活動を行っていた。当院がその施設の協力医療機関となっていることもあり、院長もT氏の活動に協力した。
同年秋、小川氏が家族を癒すためにT氏の元を訪れた際に院長宅で会食。これを契機としてメール、電話による交流が始まった。
遥かなる復興への道について
小川氏の人柄と見識に感銘した院長が院内広報誌である「ゴー!つばさ」への定期投稿を依頼。通り一遍のマスコミ報道では分からない、被災地の生の姿を伝えてもらうべく、2013年1月より連載を開始。復興への熱い思いを込めて「遥かなる復興への道」と名付けた。